JR町田駅のホームドアってなんで一か所にしかついてないのだろう?
こんばんは、いかだです。いきなりですけど、ホームドアってご存知ですか?
ホームドアとは、駅のホームから乗客が転落することを防止するためについているドアです。最近いろいろな駅でちょこちょこ見かけますね。地下鉄に特に多い気がします。
で、今日は町田駅に立ち寄る機会があったのですが、ホームにホームドアがついていることに気が付きました。「お、町田もずいぶん気合が入ってるな!」と謎の上から目線でホームに降り立ったのですが、おかしなことに気が付いたのです。「あれ、ホームの反対側にドアがないじゃん!?」
町田駅ホームの構造
JR町田駅にはホームが2つあります。横浜方面に向かうものと八王子方面に向かうもので、乗り口が2つずつあります。これは、各駅停車と急行がそれぞれに止まるためのようですね。アクセスが良い町田駅ならではです。
そしてホームドアは、この4番ホームにのみついているのです。不思議です…。なぜ全部の乗り口につけないのだろうか。4番ホームだけ事故が多いのかと勘ぐってしまいます…。
町田駅のホームドア 気になっていろいろ調べてみた
ちょっと検索したところ、こんな資料がありました。
https://www.jreast.co.jp/press/2016/20160902.pdf
これはJR東日本横浜支社が2016年に発表したもので、町田駅へのホームドア設置の案内と、ドアの構造について書かれたものです。どうやら、町田駅のホームドアは新しい形式のもので、既存のホームドアと同じくらいの強度がありながら軽量で、さらにコストが低いようです。
また、さらに新しい資料を発見しました。2017年3月に発表されたものです。
http://www.jreast.co.jp/press/2016/yokohama/20170323_y03.pdf
バーの上下に新たにカバーを追加することで、強度をプラスしたもののようです。また、上部は黄色にすることで注意喚起を促しています。これには、上から乗り越えたり、下からくぐる行為を防止する意味もありそうです。
http://www.jreast.co.jp/press/2017/yokohama/20170906_y01.pdf
さらにこちらは2017年9月のもの。これはホームドアの延長を知らせるものです。4番線のホームドアは一気に設置せず、すこしずつ延長されて現在の形になっていたんですね。
で、なんで4番線だけに設置されているの?
はっきりしたことは分かりませんでしたが、おそらく新型ホームドアのテストケースだからなのかなと思いました。もし不具合があったら、一気にすべての乗り口に設置するのは損ですからね。
しかし、ホームドアが完成したのが去年の9月ですから、そろそろ他の乗り口にも設置され始めるかもしれませんね。その時が来たらまた見に行ってみようかな。身の回りにあるものでも、改めて調べてみると結構面白いですね。いかだでした。